「おかしな二人もしくはイチゴ売りの少年」

このお話はスズキ・ケンジ通称フーゴと、
カトウ・ヨシヒコ通称ナランチャの二人が
スティール・ボール・ラン出場を目指すお話です。
キャッチコピーは「え!ナランチャがフーゴに乗って出走?」

第一話「イチゴでイチコロ」

フーゴがイチゴを売っています。
ナランチャがそれを見ています。

ナ「ねぇフーゴ、本当に大丈夫なの?」

フ「大丈夫ですよ。任せておいてください。」

フーゴはどっしりと座り、道行く人に声をかけ続けます。

ナ「でもさっきから一個も売れてねーじゃん。」

フ「売れ始めたらすぐですから。」

ナ「何なんだその根拠のない自信はよォー。」

フ「この練乳に秘密があるんです。」

ナランチャはびっくりして目をパチパチさせました。

フ「ちょっとしたブツが混ぜてあるんです。フフフ。」

ナランチャの疑惑が確信に変わりました。
頭の中はアバッキオに対する怒りでいっぱいです。

フ「とある非常に常習性の強い物質が混ぜてあります。
 一人釣れればあとはその人の参加料分きっちり売れるという寸法です。」

ナ「あれ、そうなの?っていうかそれ犯罪じゃない?」

フ「まず僕等が幸せになりましょう。」

ナランチャはフーゴのことがちょっと恐くなりました。

(つづく)